このガイドでは、MCP (Model Context Protocol) 連携を使って、Claude Desktop などの AI チャットクライアントから TraderIsMe のトレードデータを直接参照・分析する方法を説明します。API キーを 1 つ発行して Claude Desktop の設定ファイルに貼り付けるだけで、「先月の USDJPY のトレードを分析して」「勝率の高い時間帯は?」といった自然言語で自分のトレード履歴を AI に渡せるようになります。
MCP 連携は 全プランで無料で利用できます(ベーシックプランを含む)。
このガイドでできること
- Claude Desktop から自然言語で TraderIsMe のトレードデータを取得
- 口座一覧の取得、対象口座の選択、トレード履歴のフィルタ取得
- AI に履歴を直接渡せるため、UI にない切り口の分析を自由に実行
必要なもの
- TraderIsMe アカウント(app.traderis.me)
- Claude Desktop(macOS / Windows)
- Node.js 18 以上(
npxが実行できる環境)nodejs.org から入手可能
ステップ 1: MCP API キーを発行する
- TraderIsMe にログインし、左サイドバーの「設定」を開きます。
- ページ内の「MCP 連携」セクションを開き、「APIキーを生成」をクリックします。
- 生成された MCP API キーの右側にある「コピー」ボタンでキーをコピーしておきます。
MCP API キーは、データ同期 EA で使う「口座識別 API キー」や機能 EA 用の「アカウント API キー」とは別のキーです。MCP 連携専用のものとして管理してください。キーが漏れた場合は同じ画面の「再生成」ボタンで無効化できます(再生成すると以前のキーは即時失効)。
ステップ 2: Claude Desktop の設定ファイルに追加する
Claude Desktop は claude_desktop_config.json という設定ファイルで外部 MCP サーバーを読み込みます。OS ごとの場所は次の通りです。
| OS | 設定ファイルの場所 |
|---|---|
| macOS | ~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json |
| Windows | %APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json |
TraderIsMe の設定画面「MCP 連携」セクションでキーを発行すると、下に貼り付け用の JSON スニペットが自動生成されます。「コピー」ボタンでコピーし、上記の設定ファイルに貼り付けてください。
スニペットは次のような形式です(YOUR_API_KEY の部分にはステップ 1 で発行した MCP API キーが自動で入ります)。
{
"mcpServers": {
"traderisme": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "traderisme-mcp"],
"env": {
"TRADERISME_API_KEY": "YOUR_API_KEY"
}
}
}
}
すでに他の MCP サーバー(例: filesystem, github 等)を登録している場合は、既存の mcpServers オブジェクトに "traderisme": { ... } のエントリを追加する形でマージしてください。JSON 構文エラーになると Claude Desktop が MCP サーバーを読み込めなくなるので、カンマの位置に注意してください。
ステップ 3: Claude Desktop を再起動して動作確認
設定ファイルを保存したら、Claude Desktop を完全に終了して起動し直します。初回起動時は npx -y traderisme-mcp がパッケージをダウンロードするため、数十秒かかることがあります。
起動後、入力欄のツール一覧(🔧 アイコン)に traderisme サーバーが現れ、以下のツールが登録されていれば接続成功です。
| ツール名 | 用途 |
|---|---|
get-accounts | 登録されている取引口座の一覧を取得 |
select-account | セッション内で操作対象の口座を選択(他ツールの対象になる) |
get-trades | 選択中の口座のトレード履歴を取得(通貨ペア / 期間 / 売買方向 / 件数でフィルタ可) |
実際にチャット欄で次のように話しかけてみてください。
- 「登録されている口座を教えて」 →
get-accountsが呼ばれて口座一覧が返ります - 「口座 ID 1 を選択して」 →
select-accountで対象口座を固定 - 「先月の USDJPY のトレードを 100 件出して」 →
get-tradesが期間と銘柄でフィルタして返します - 「この履歴から曜日別の勝率を出して」 → 取得した履歴を AI 側で自由に分析
トラブルシューティング
- ツール一覧に traderisme が出ない — 設定ファイルの JSON 構文エラー、または Claude Desktop が再起動されていない可能性があります。ファイルを JSON バリデータで確認し、Claude Desktop を完全終了(Cmd+Q / タスクトレイから終了)してから再起動してください。
- 「認証エラー」や「Invalid API key」が返る — 設定画面で MCP API キーを再生成し、新しいキーで
claude_desktop_config.jsonのTRADERISME_API_KEYを書き換えてください。 npx: command not foundが出る — Node.js がインストールされていません。nodejs.org から LTS 版をインストールしてください。- 口座一覧は取れるがトレードが空 — まず
select-accountで口座を選択しているか確認してください。未選択だとget-tradesは空を返します。またその口座にトレード履歴が同期されていない場合も空になります(データ同期 EA のセットアップを確認)。
関連ドキュメント
- MT4/MT5 とのデータ連携をセットアップする — MCP で参照するトレードデータを自動同期する方法
- TraderIsMe アカウントを作成する — まだアカウントをお持ちでない方はこちら